秋も深まり、中学受験や日々の学習において模試や各種テストの回数が増えてくる時期ですね。
テストが終わった後、お子さんはどのような「テスト直し(復習)」をしているでしょうか?
「丸付けをして、赤字で正しい答えや解説を写して終わり…」
「返ってきたテストを見て、点数や偏差値だけに一喜一憂して引き出しにしまってしまう…」
もしこのような復習になっているとしたら、非常に勿体ないです。
実は、算数の偏差値を最も効率よく伸ばすチャンスは「テストが終わった直後の復習」にあります。
今回は、現役高校数学教師・プロ家庭教師の視点と、我が家での子育ての実践から見えた「算数の成績が劇的に上がるテスト直しの方法と復習ノートの作り方」をご紹介します!
なぜ「解説を写すだけ」の復習では成績が上がらないのか?
テスト直しをするとき、親御さんが「間違えたところ、ちゃんと直しなさい!」と声をかけると、子供は解説の式や答えをそのままノートに写しがちです。
しかし、自分の頭を動かさずに写しただけの直しでは、以下のような状態になってしまいます。
「分かった気」になるだけで、似た問題が出るとまた間違える
「なぜその解き方をするのか」という思考のプロセスが身につかない
算数の復習で本当に大切なのは、「正しい答えを知ること」ではなく「自分がどこで、なぜつまずいたのか(原因)を突き止めること」です。
偏差値を伸ばす!プロが教えるテスト直しの3ステップ
我が家や指導現場でも実践している、解き直しの具体的な手順は以下の3ステップです。
ステップ1:失点した原因を3つに分類する
まずは間違えた問題に対して、以下のどれに当てはまるかを親子で分類します。
1. A:ケアレスミス(単位の見落とし、計算ミスなど)
本来解けた問題。対策は「ミスの種類の可視化」。
2. B:時間はかかったが、落ち着いて解けば解けた問題
知識や解法は入っているが、定着不足。一番の伸びしろ!
3. C:解説を見ても全く歯が立たない問題
現時点での志望校や目標レベルによっては、後回し(捨て問)にしてOK。
全問を完璧に直そうとすると子供のエネルギーが切れてしまうため、まずは「A(ミス)」と「B(あと一歩)」の解き直しに集中するのがポイントです。
ステップ2:問題文をコピーして「復習ノート」に貼る
テスト用紙にそのまま書き込んで直すのではなく、「算数専用の復習ノート」を作ることをおすすめします。
ノートの左ページ:問題文(テストのコピー)を貼る
ノートの右ページ:解き直し(式・図・メモ)を書く
解き直すときは、最初から解説を見るのではなく、「解説を見ずに自力で最後まで解けるか」に挑戦させます。
ステップ3:「自分へのアドバイス(気づきメモ)」を赤ペンで書く
ここが最も重要な工程です。
解き終わったノートの余白に、「次はどうすれば防げるか」「どこに注目すべきだったか」を自分の言葉で1行メモさせます。
例:「問題文の『何mか』の単位変更を見落とした!次は単位に四角囲みをする」
例:「図を描かずに頭でやろうとして混乱した。まずは線分図を描く!」
この「自分へのアドバイス」が溜まった復習ノートは、次のテスト直前に見返すだけで最強の「自分専用の弱点克服バイブル」になります。
まとめ:テストは「弱点を発見するための宝の山」
テストの点数や偏差値は、現時点での「健康診断の結果」のようなものです。点数そのものに落ち込む必要はまったくありません。
「できなかった問題=これから伸びるポイント」です。
ご家庭でテストが返ってきたときは、まず「最後まで頑張って受けたこと」をしっかり褒めてあげた上で、「宝探し(弱点発見)」をする感覚で一緒に復習ノートを作ってみてくださいね!

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