「うちの子、ノートはすごく綺麗に書いているのに、なぜか算数や数学の成績が伸びない……」
そんなお悩みを抱えていませんか?
実は、家庭教師として多くの生徒のノートを見てくると、その子が「算数・数学とどう向き合っているか」が一発でわかります。そして驚くことに、「綺麗すぎるノート」の中にこそ、成績が伸び悩む危険なサインが隠されていることがあるのです。
今回は、爆伸びする子と伸び悩む子のノートの決定的な違いと、子どもを伸ばすための周囲の関わり方についてお話しします。
1. 伸び悩む子のノート、爆伸びする子のノート
まずは、現場でよく目にする2つのノートの典型例を比較してみましょう。
❌ 伸び悩む子のノート
問題集の答えをそのまま写したような、きれいな一本道の数式だけが並んでいる
または、間違えた部分がすべて綺麗に消され、消しゴムの跡だらけになっている
⭕ 爆伸びする子のノート
余白にわけのわからない図や、ダイヤグラムの失敗作が残っている
怪しい表や、自分にしかわからない「あ、そうか!」という殴り書きがある
一見すると、前者の「きれいな一本道の数式」の方が優秀に見えるかもしれません。しかし、算数や数学の本質から見ると、本当に強いのは後者の**「一見、散らかっているノート」**なのです。
2. なぜ子どもは「ノートを汚せなくなる」のか?
これには、実は親御さんや先生の**「間違いへのスタンス」**が大きく影響していることが多いです。
良かれと思って、日頃からこんな言葉をかけてしまっていませんか?
「もっときれいにノートを書きなさい」
「なんでこんな簡単なところを間違えたの?」
こうした言葉を言われ続けた子どもは、次第に「間違えること」を恐れるようになります。その結果、間違えたらすぐに消しゴムで跡形もなく消してしまったり、確実に合っている綺麗な数式だけをノートに残そうとしたりするのです。
しかし、中学受験の算数も高校数学も、初見の応用問題は**「汚い試行錯誤(実験)」**からしか突破口は見つかりません。手を動かし、失敗を重ねるプロセスそのものが学力を育てていくのです。
3. 「泥臭い実験」が大学受験まで繋がっていく
小学生のうちにノートの上でどれだけ泥臭く実験してきたかは、のちの高校数学、ひいては「大学入学共通テスト」の成否を大きく分けます。
共通テストの数学では、初見の複雑な設定に対して「自分で具体例を当てはめて実験し、規則性を見つける」という高い思考力が求められます。問題の誘導にうまく乗れるのは、まさに小学生〜中学生のうちにノートの余白で散々「泥臭い実験」を繰り返してきた子なのです。
綺麗に解くことよりも、自分の頭で考えようとした足跡こそが、将来に化ける最強の武器になります。
4. まとめ:正解の数式より、失敗した図を愛そう
もしお子さんのノートが消しゴムの跡だらけだったり、綺麗な数式しかなかったりしたら、それは「間違えるのを怖がっているサイン」かもしれません。
今日から、子どもたちのノートを見るときは、以下の視点を持ってみてください。
ノートの綺麗さより、思考の足跡を褒める
正解の数式より、失敗した図を愛する
「どんどん間違えていいんだよ」「この図、すごくよく考えたね!」という安心感があって初めて、子どもは失敗を恐れずに難問に立ち向かうことができます。
綺麗でスマートなノートを目指す必要はありません。
一緒に、子どもの思考を豊かに育てる「最高の失敗作」を応援していきましょう。
以下は私が使っているコクヨのキャンパスノート(ドット罫)です。
価格:3336円 |


コメント